お互いの仕事の合間に、今日も友達と久しぶりの再会をすることができた。
とあるJリーグクラブの広報を務める彼とは、高校の時からの友人。
いつもヘラヘラしていて頼りなく見えるけれど(笑)、実は根はアツくて、一本筋の通った考え方を持っているのを僕は知っている。
忙しい中でも、僕が海外へ移住することを知って駆けつけてくれた、心から信頼できる仲間。
僕らは部活のサッカーを通じて、無条件にお互いを信頼し合えるような関係を、いくつも築くことができた。
”信頼”という、目に見えない漠然とした気持ちの拠り所は、そう簡単に短時間で作りだすことはできないけど、だからこそとても価値があるモノ。
どんな仕事をしていたって本当に大事なことは、その仕事が信頼をされるのか?商品やサービスが信頼できるのか?担当者は信頼ができる人間なのか?それに尽きるはず。
僕はこれから、オーストラリアという新しい場所で、新しい信頼を築いていかなければいけない。
じっくりと地道に、少しづつ。
でも、それができるのなら日本でだって海外でだって、そして何の仕事をしていたって、人を喜ばせるだけの価値を生み出すことは簡単なはず。
ただ、今はそのノウハウや経験と、時間の積み重ねが足りないだけ。
今の僕らなら、きっとどこでだってやっていけるはず。
ありのままの自分をさらけ出して、夢や葛藤を共有させてもらってから、いろんな人との心の距離が近くなった気がしている。
自分から人を信じて頼ってみることで、相手との距離を測ることができて、お互いの関係を確認することができた。
「あ、自分にはこんなにたくさん、居心地の良さを感じられる場所があったんだ!」
そんな嬉しい発見があった。
友達との短い再会の帰り道、不思議と自分に自信を感じた。